【仙メタ:file041】東北大学星陵キャンパス-編
【仙台のメタセコイアのある風景:file041】戦後、東北大学旧理学部に2本のメタセコイヤの苗木が植えられ、この株の挿し木が,仙台市内に数多く植栽されるようになったのだという。そんな仙台にあるメタセコイアを追いかけてみようという、シリーズ「仙台のメタセコイアのある風景」、今回はファイル041-東北大学星陵キャンパス-編。果たして、どんなメタセコイアがまっているのでしょうか。
艮陵寮(医学系)と星寮(看護系)、あわせて名をなす星陵の町
メタセコイアもとめ、めざすは東北大学星陵キャンパス
基本的に、健康体な三丈。ちょっとした体調不良は、自力でだいたい回復させてしまう。おそらく行く末は、ピンピンコロリ派かな?と考えていたり・・。そんなわけで、歯医者の歯石取り以外は、医者らしいところには滅多にお世話にならない。
そんな三丈ではありますが、ここ数年、年一くらいのペースで足を運んでいた医療関係の建物がある。そこが、東北大学医学部のある星陵キャンパス。実は、東日本大震災以降の、住民の健康・ストレス・食事といった調査に参加していたのでした。
で、調査の都合で足を運んでいた東北大学医学部6号館の横に、2本のメタセコイアがありまして、今回はこの子たちにロックオン! 大学病院含めヒマラヤシーダーに囲まれている星陵キャンパスの、目立つところに2本のメタセコイア。なぜ2本なのか?想像しながら、ちょいと追いかけていきましょうか。
星陵キャンパスのメタセコイア’S フォト
星陵町の地名の由来をみていくと・・
ところで、星陵町という地名の成りたちというものを見ていくと、なかなかに興味深い。せっかくなので、仙台の郷土史などで、手にする機会もおおい宝文堂の書籍からちょいと引用してみましょうか。
東北大学医学部の歴史は古く、文化十四年(一八一七年)に設立された仙台藩医学校にさかのぼることができる。(中略)卒業生は明治十五年以降で、九千人を超えている。医学部同窓会である艮陵会と看護婦寮の星寮の名称を組み合わせてつけられた町名、この自然環境に恵まれた星陵町地区には(以下略)
『新・仙台の散策 歴史と風土をたずねて』著・吉岡一男(宝文堂) p.73 七.北四番丁周辺 より
とまぁ、このようなあんばい。さらに踏み込むと、東北大学のプライドみたいな話になるので、ここでは割愛。ただ、星陵の地に、2本のメタセコイアってことを考えると・・、道路側が艮(ゴン)さん、校舎側が七(ナナ)さんといったところでしょうか。なんでしょう、互いに協力し、支え、世につくす・・
あぁ、町名とこの場所を象徴するかのようなメタセコイアに見えてくる!
星陵キャンパスのメタセコイアに会える場所とアクセスは・・
アクセスマップ
市営地下鉄南北線
北四番丁駅 徒歩14分
仙台市営バスおよび宮城交通
バス停 厚生病院前より徒歩2分(130mくらい)
コホート調査に、食事調査とちょくちょく足を運んでましたが、調査の終了とともに感謝状を頂戴しました(笑)うーん、ちょっと複雑な気分。
というのもコーヒー好きとしては、向かいのCafe de Ryubanにいく口実がなくなったことのほうが問題だ・・
ということで、美味しいコーヒー豆を求めて、メタセコイアに逢いに、あなたもおさんぽ、お散歩!