【仙メタ:file008】仙台市立荒町小学校-編
【仙台のメタセコイアのある風景:file008】戦後、東北大学旧理学部に2本のメタセコイヤの苗木が植えられ、この株の挿し木が,仙台市内に数多く植栽されるようになったのだという。そんな仙台にあるメタセコイアを追いかけてみようという、シリーズ「仙台のメタセコイアのある風景」、今回はファイル008-仙台市立荒町小学校-編。果たして、どんなメタセコイアがまっているのでしょうか。
すみません!校木ではないんです、ノークレームでおねがいします!
メタセコイアもとめ、めざすは荒町小学校
仙台の南部方面からJR仙台駅へと向かうとき、多くの方が利用する機会の多い通りが愛宕上杉通りかと。バスでの通学や仕事でブップに乗りながらなど、あなたも普段から利用していたりはしませんか?
そんな愛宕上杉通りの仙台駅からみて愛宕大橋の手前に、ドヤ顔で大きく目立つメタセコイアがある。今回は、広瀬川を渡った先の、仙台駅へと向かう道の顔役的なメタセコイアに会いにいってみましょう。
メタセコイアを愛でられるこちらの学び舎は仙台市立荒町小学校。小学校のウェブサイトをみてみると、開校は明治6年。校木は「白萩」で、校章もその白萩をモチーフにしているのだとか。明治期に、日本にメタセコイアはございませんので、体育館横にどっしり構えていますが、この木は校木などではございません。
場所的には、とても目立つところにありますので、あなたも実はよく目にしているというひとりではありませんか?
荒町小学校のメタセコイア’S フォト
愛でにお出かけした日は、晴れたり曇ったりの繰り返し。信号を渡っている間にも空の色が次々の変化する・・。ちょっと残念な空模様。
(雑記)そうは云われましても・・、ノークレームでお願いします!
先にも記したように、実は荒町小学校の校木は「白萩」。明治6年開校と仙台でも歴史のある小学校ですから、体育館横のメタセコイアが校木というのはちとおかしい。むしろ、新校舎になる前の、いまは無き校庭にあったイチョウの木が校木だと云われたほうがまだ納得である。
それはさておき、三丈は、過去に市内の学校の出入り業者をしていたころがありました。ここからは、そんな折に耳にしたお話になるので、情報ソースが提示できないことを、あらかじめお断りさせていただく。
ある日のこと、ひとしきりの作業を終え、職員室にご挨拶してからと顔をだしたところ、長い電話でやれやれといった雰囲気の年配の女性の先生(のちのち知ったら校長先生でした)・・。なんでも道路からも見える体育館横の背の高い木、なんで剪定しないんだ!と。鬱蒼として、蔦も絡んで気持ち悪いから剪定できないなら切り倒せ!と、そのようなクレームのお電話だったとか。
そして、三丈、衝撃の話を耳にする。
「あの木、学校の木じゃないのよねぇ〜、電話いただいても困るのよ・・」と・・
えっ!?
確かに、このメタセコイアは、体育館のブロックの外から育っているのでした。というわけで、学校にはノークレームでお願いします〜。
荒町小学校のメタセコイアに会える場所とアクセスは・・
アクセスマップ
仙台市営地下鉄
五橋駅 徒歩2分 または 愛宕橋駅 徒歩1分
バス停
愛宕大橋 徒歩1分
東七番丁・荒町市民センター前 徒歩2分
ところであなたも気がついたことであろう。遠くからは、一本だけドヤ顔で育っているのだけれど、背後霊のようにセコイヤ~がいることを。これは、決して霊障などではなく、つがいの仲良しメタセコイア。
ということで、荒町小学校から東北学院大学土樋キャンパス、東北大学片平キャンパスに向かうと、いろんなメタセコイアに逢えるので、あなたも周辺をおさんぽ、お散歩!